Q.中学生の定期テスト対策はどのようにしていますか。
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A.中学生の個別指導は、数学・英語の予習の部分を除けばほとんど中学の授業の後追いです。
授業が先へ進んだら直ちにワークの該当箇所を解いてみて、学習内容の理解と定着を図るようにしています。
すべて自力で解いてから指導しますので、実は「日々是テスト対策」と言えます。
もちろん、定期テストが近づけば予習は中断して試験範囲の勉強に集中しますし、土曜・日曜にもフリータイムで指導します。
これが当塾で「定期テスト対策」と呼んでいるもので、生徒の自主的な勉強を促すほかには特別なものは用意しておりません。
しかし、当塾で用意するワークと不足を補うプリント類、それに加えて中学で用意されているワークの試験範囲をきちんと勉強しておけば、定期テストの準備としてはまっとうであり、必要にして十分でしょう。
その中学のその学年の最高得点は取れないかも知れませんが、本人の実力相応の評定が取れるだけの成績を、当塾の生徒はしっかり取ってきています。
Q.中学生の指導に「過去問」は使わないのですか。
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A.いわゆる「過去問」と呼ばれるものとしては、当塾ではまず高校入試の過去問、そして北海道学力コンクール(道コン)の過去問です。
すなわち世にオープンになっており公正な手段で手に入るものばかりです。これらを十分に利用して、中学生の実力と答案作成能力の向上を図っています。
Q.性格がシャイで、あるいは面倒くさがりで質問すべき時にもできないかも知れません。大丈夫でしょうか。
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A.中学生の場合、全コースとも生徒が解いたものに講師がすべて目を通すようにしています。数学や英語は計算の過程や文字の書き方など、細部までチェックするように努めています。質問がなくとも、講師のほうで誤りを指摘し、自分で正解に至るまで何度でも直してもらいます。
理解が不十分で手が出ない問題があれば、じっくり解説します。
そうやって講師とやりとりするのに慣れていけば、やがて自然に質問もできるようになると思います。
Q.勉強のしかたがわからないという場合、どうすればいいですか。(高校生)
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A.勉強のしかたというのは中学生のうちに身につけておくべきで、高校生になってから急に始めようとしても厳しいものです。
中学生のときに他人任せ(塾任せ?)の勉強をして過ごしてしまった人は、まず下の中学生編を読んでください。以下は高校生向けに用意したものです。
1.数学・英語は常に一定のテンションを維持するのがコツです。多少は得意な人でも、3日あけると必ずカンが鈍ります。
基本的には「雨の日も風の日も」毎日やる心掛けが必要です。
毎日の勉強の延長に入試があるといえるのはまずこの2教科で、いまやっていることが入試に直結しています。
英語では予習中心でいくのが有効なのはご承知のとおりですが、実は数学も少し先へ行っているくらいがいい。
「数学まで予習してられない」と思うかも知れませんが、苦手な人ほど50分?の授業のあいだ集中力を維持するのは大変なはずで、「流して聴いていればいい」
ところと「全神経を集中しなくてはならない」ところとを予め区別しておくべきでしょう。
教科書の例題・類題を解いてみて、自力で行けるところは前者、つっかえるところが後者です。
全体として7~8割の理解度で十分です。
2.そうなると国語、とくに古典の予習を日常的にするのはきついでしょうから、週末にまとめてやってしまうのが良いのではないでしょうか。
「国語 は最終的にセンター試験のみ」という人は、バッサリ予習を諦めて授業中に全力を投じるというのも有効かも知れません。
しかし、この方法は授業中に寝ると終わりだし、定期試験で悲惨な目に遭うリスクも大きい。
3.授業中に寝ないほうがいいというのはすべての科目についていえます。
高校には毎日行くのだし、授業中はそこにいなくてはならないのだから、それをプラスになるように利用しない手はありません。
“捨てている“科目といえども単位を取るには試験を通らねばならず、どんなに退屈な授業でも聴いていたほうが独力でやるより絶対に効率がいいんです。
4.理科や地歴公民は予習する余裕はないでしょうから、週に1回くらい集中的に復習する。
将来の方向についてイメージがあれば「譲れない科目」をひとつつくることをお勧めします。
薬学をやりたいなら化学、ロボットをやりたいなら物理とか。
人文科学・社会科学では共通して歴史の素養が欠かせないと言われますね。
この「譲れない科目」はもともと好きな科目でもあるでしょうから、週1回といわずいくらでもやるといい。
ただし数学や英語にシワ寄せがいかないように気をつけること。
入試の配点はこちらのほうがふつう大きく、化学だけとか世界史だけ優秀でも合格できません。合理的に勉強してください。
Q.勉強のしかたがわからないという場合、どうすればいいですか。(中学生)
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A.勉強の方法は人それぞれですし、教科によっても違います。
勉強しているうちにその子なりの方法ができあがってくるのだと私は考えています。
まず「勉強しなくては」と思う内容があるはずで、方法などはそのうち決まってくるから、なにしろ始めてみることでしょう。
以下に述べることが参考になるかも知れません。
1.数学はしっかりした教材(重要事項の説明、例題と類題があり、問題に解答が付いていて、詳しい解説もあるもの)にじっくり取り組むに尽きます。
そこに述べられていることが納得できるまでは絶対に先に進まないことにする。
問題を解いたら正答を確認して、解説も読む。間違えていたら数日おいてもう一度やる。
通常は学校の少し先をやっているくらいがいいでしょう。
できるならば中学の数学を自分で先へ進めてひととおり最後まで到達し、早く高校数学を始めるといいのです。
2.英語は、文法項目別に整然と整理された教材をつかって、学校で習うよりも先に学習するべきです。
学校では教科書の予習をするように指示されていると思いますが、教科書には新しい文法項目が整理のついてない状態で出てくる(しかも日本語で説明されていない)ので、ある文法項目をその教科書で初めて学習すると混乱してしまいますし、論理的に考える習慣のある子ほどそうなりやすいはずです。
(低学年ほどこの傾向は顕著で、教科書の検定というのはおよそ学習の主体=子どものためにやっていないことがよく理解できます。)
さて、英語は入試で必要であるばかりではなく、将来仕事や研究に使う道具です。そのためにもリーディングとライティングの能力を早くから鍛える必要があります。外国人と雑談したり海外旅行先で買い物をしたりするために学ぶのではないはずですね。
このことに早く気づいて、文法主体の学習を習慣化することをお勧めします。
3.国語については日常の読み書きを大切にするに尽きます。
それをしないで試験の点数だけ欲しいというのは虫がいいというものです。
国語の勉強法のページをぜひご覧になってください。
4.理科・社会は教科書だけでは無理です。学校で使う資料はもちろん、参考書(読みこなせるならば、高校生用でもいい)や事典、雑誌、新聞、インターネット、小説、漫画…と興味の湧くに任せてあれこれと手を広げるのがいいです。
得られた知識はノートに自分の手で書いてまとめておく。これが楽しい勉強というものです。
Q.勉強がそもそも嫌いなようなのですが、勉強好きにすることはできますか。
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A.いま取り組まされている内容に興味が持てないか、勉強材料がまずくて意欲を失っているのかも知れません。
どこかでわからなくなったのを放置するとその教科への意欲は失せますから、この場合はその箇所をつきとめるのが第一で、そこからゆっくり取り戻すのがベストだと思います。また、何かひとつの教科でも自信の持てるものができると、他の教科への波及効果が期待できますね。