某日 道コン事務局のセミナー+新年度教材の展示会に行く。
セミナーは中3の1月道コンの分析結果。Aランクの生徒の増加が目立つそうだ。学習点のインフレは毎年のように指摘されてきたのだが,今年度は特に顕著らしい。休校による遅れを取り戻すために授業の進度を速めざるを得ず,また週あたりとか月あたりの提出物の量も多くなり,生徒の負担が増したと考えられるので,どの中学のどの先生も評価が甘くなりがちだということのようである。学習点は入試の合否に深く関わってくる。だからこそどんな時にも厳正を心掛けてもらいたいものだが,残念ながらそうではないようだ。そんな個人の主観が入りまくったもので合否判定をされる生徒の身にもなってみるべきである。
展示会は先月もあったので,そのとき見れなかったものを中心に見る。理科や社会でフルカラーになったものが目に付く。ある出版社がフルカラーにすると他社も追随せざるを得ないのだろうが,そこを本当にカラーにする必要があるのかと首を傾げる箇所も少なくない。フルカラーのほうが生徒に受けると思われているのだろうが,本当にそうであろうか。今時は教科書も資料もフルカラーが当たり前なので,塾の教材までカラーである必要を感じない。それどころか,自分で赤線を引いたりする効果が半減する気がするし,何より第一印象として中身が幼稚にさえ見えてくる。問題集は白黒かせいぜい二色刷で十分である。
某日 (学生スタッフの)所得税徴収高計算書や年末調整関係書類などを税務署と市税事務所に提出に行く。税務署は早くも確定申告書を出す人で少し混んでいる。去年は確定申告書の提出時期に新型コロナが流行り始めていて窓口の大混雑がとても嫌だった。今年は早めに作ってさっさと出してしまうことにしたい。
1月30日 この日と翌31日で中3入試直前講習の第2回。今回は第6回北海道学力コンクール(最後の道コン)。
1月31日 道コンの答案返却と解説。数学と理科が難しかったようだが,入試がそのような傾向にある(数学はここ1,2年易しいが)のだから至極もっともな出題ではある。問題が難しい時にいかに最善を尽くすかが重要なのである。