某日 東京で働いている次男が早めの夏休みで数日間帰省。高校の食物調理科製菓コースを卒業後,東京のある有名店に就職して3年目。ずっと接客をしていたがこの春から希望がかなって製造部門に移った。飯も間食も食べる量が増えて身体も少し大きくなったように見える。息子2人ともたまにしか帰ってこないが,帰ってくるたびに何かしら変化(時として成長)が感じられることがあり,なかなか感慨深いのである。
(次男が今年の1月に道東で撮影)
某日 中3の理科講座に合わせて高校化学のメンテナンス。酸化還元反応と化学電池。
5月18日(土) 理科講座の第6回。中1「水溶液の性質」と中3「イオン化傾向と化学電池」「電気分解のしくみ(2)」。中3の講座は中学理科としては化学電池がメインだが,ぜひともイオン化傾向(イオン化列)に馴染んでもらいたいところ。電池の話題には中学生には実は難解なことも多く,たとえば単純に見えるボルタ電池でも電流が流れる原理以上のことにはなかなか踏み込めないという事情もあって,イオン化傾向が話のメインになる。イオン化列なるものがあることを示した上で「金属が酸に溶けるとはどいういうことか」をしっかり教える。ここがわかると,うすい塩酸に亜鉛やマグネシウムが溶けるときに発生する水素はどこにあったものか,うすい塩酸になぜ銅や銀は溶けないか,などが了解できるはずである。
週刊あれこれ(2019.5.13~5.19)