(2017年4月10日発行の『神谷塾だより』に掲載したものに加筆しました)
エリック=クラプトンは1945年イングランド生まれのロック=ギタリスト、シンガー。ヤードバーズやクリームなどのバンドで弾いたのち1970年代半ばからソロ活動を本格化した。ギターの名手として知られるが、私生活は波乱万丈で、薬物依存症やアルコール依存症、4歳の息子の事故死も経験している。
『チェインジ=ザ=ワールド』はオリジナルではなく、1996年にアメリカのカントリー歌手W.ジャッドが歌ったのを同年にカバーしたもの。
If I could reach the stars 星に手が届くなら
pull one down for you 君にひとつ取ってあげる
Shine it on my heart それで僕の心を照らしてくれ
so you could see the truth 僕の真実が見えるだろう
Then this love I have inside is everything it seems ①
そこには 胸に秘めたこの愛しかないと思うよ
But for now I find it’s only in my dreams ②
でも今のところ それは夢の中のことでしかないようだ
And (if) I can change the world 世界を変えることができたら
I will be the sunlight in your universe 君の宇宙で太陽のように輝こう
You would think my love was really something good
きっと君は思うだろう 僕の愛が本当に素敵なものだって
Baby, if I could change the world ねえ 世界を変えられたらね
If I could be king even for a day せめて一日でも王になれるなら
I’d take you as my queen 君を妃として迎えよう
I’d have it no other way それ以外考えられないよ
And our love would rule in this kingdom we had made ③
僕らがつくったこの国では 僕らの愛が法律だ
Till then I’d be a fool それまで僕はただの愚か者でいよう
wishing for the day その日が来るのを待ちながら
① it seems (that) everything is this love…の語順を変えたものと思われる。
② for nowは「今のところ」。
③ ruleは動詞で「支配する」。
メロディは耳に心地良く単語も平易。ぜひ口ずさんでみてほしい。
洋楽のすすめ(13) ERIC CLAPTON:CHANGE THE WORLD