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10月8日~14日 ■ついにストーブを焚く■

10/8(月)
世間は祝日である。月曜の休みが9月に2回あり、10月にも1回。うちの息子たちの通う小学校では、9月には開校記念日というので月曜休みがもう1回あり、次週の15日は土曜の授業参観の代休でまた休みだ。
こんなに休んで大丈夫なのか?ただでさえ週5日で授業時間数が足りないうえ、総合学習もしなくてはならず、毎週時間割を変えてやりくりせざるを得ない状況である。こんなにたびたび3連休を取っている場合だろうか。それに、3連休が続くということは4日勉強して3日休むということである。そんなことで勉強がモノになるはずがないではないか。
…などとぶつぶつ言いながらいつものように出勤し、清掃をし、思い立って書棚2つを移動する。少しだけだが、黒板前のスペースが自由になり、講座などするときに机を多めに並べられるようになった。教室全体のレイアウトとしてもベターである。
午後はSee-beで地歴講座の練習。それから『神谷塾だより』の印刷。
19:35~20:35 【世界地理】EU諸国
ヨーロッパの気候や農業のことは「世界の気候」や「人々の生活と環境」で話したことも多いので、EUの拡大や諸問題、各国の情勢といったことをゆっくり話す。
10/9(火)
この日はずっと、高3生と受験の作戦会議をするための資料を準備。
10/10(水)
前週、風邪を引いたついでに口内炎のでかいのができていて、モノを食べるときはもちろん、平常もたいそう痛い。口内炎が痛いと頭痛もし始めるので、辛いことこの上ない。
息子たちと一緒にかかりつけの歯科医院で特効薬をつけてくれるので、午前のうちに治療してもらう。すぐに完治はしないのだが、平常の痛みはなくなり、モノを食べるときも5分の1くらいには楽になる。
口内炎が楽になったところで、次は床屋へ行ってさっぱりする。


10/11(木)
車検の期日が近いので、朝一番でディーラーの工場へ。古い車なので、たいてい車検のたびにどこか不具合が見つかる。果たして今回もあった。数年前に左フロントを雪山にぶつけて歪んだままにしてあったのだが、数年のうちに歪みが大きくなって、左のライトがアサッテを向いてしまったのである。入荷を待って、部品の交換をすることに。
仕事場に戻ってから、以前からやろうと思っていた棚の整理をする。モノが増えてきて、忙しいのに任せて適当に置いていたら配置に合理性がなくなってきた。もともと棚の整理が趣味である(笑)し、気分を変えるためにも非常に有効なので、昼食までゆっくりと作業する。
午後は土曜につかう英語の資料を作成。
10/12(金)
口内炎の治療にもう一度歯科医院へ。
土曜に使う中3理科と中2数学の資料をつくる。
中3理科はイオン3話の第2回。イオン化傾向と化学電池の話のほか、
・亜鉛などの金属をうすい塩酸に溶かすとなぜ水素が発生するのか?
・水酸化ナトリウム水溶液に電流を通すとなぜ水の分解が起きるのか?

をじっくり説明する。実は、これらは<中学理科の七不思議>のうちの2つ--中学生にとっての、だが--で、イオンのことを理解しなくては謎のまま丸暗記しなくてはならないところである。中1や中2で習うときにはそれでも仕方ないのだが、中3になったら謎が解けなくてはならないはずである。それを国家権力によって謎のままにしてしまっているのが現行の学習指導要領。
10/13(土)
数理講座のほかは、月曜の地歴講座(歴史)の資料づくり。
9:30~11:30 【中3】理科:電気分解とイオン(2)、英語:間接疑問文
午後に入塾の面談を1件。
18:00~19:30 【中1】数学:比例と反比例(3)、英語:疑問詞 when, where の用法
19:45~21:35 【中2】数学:合同と証明、英語:動名詞(1)

月曜の歴史は室町時代。歴史はいつも昔つくったノートを基にして資料を書いているのだが、室町時代のは不備が目立つ。もともと難しいところなのかも知れない。
鎌倉末期に後醍醐天皇が即位するまで、後醍醐が倒幕に2度失敗して3度目に成功するまで、足利尊氏が挙兵して北朝を立てるまで…が、中学生の教科書や参考書にはけっこうあっさり書かれているが、物語を詳しく追っていると一つひとつが大変で、なかなか室町時代に入れない(笑)。登場人物を把握するだけでも骨である。
そんなわけで、例によって深夜まで作業は続く。ぐっと冷え込んできたので、この夜にとうとうストーブを焚いた。
10/14(日)
次男を連れて映画『ミス・ポター』を観に、札幌ファクトリーのシネマコンプレックスへ行く。いい映画に違いないのだが、上映は13:00からの1回きり。5分前に部屋に入ったらお客は2人だけ。上映間際になってぞろぞろ入ってきたが、それでも全部で20人くらい。なお、女性客ばかりで、男の客は私と次男だけだった。
「ピーター=ラビット」ほかの作者であるビアトリクス=ポターの、絵本作家としての成功物語、ではあるのだが、物語の中核は絵本の編集者とのロマンスで、これが「まさか」と思ったらその通りになる悲劇。字幕を追うのが精一杯の次男は、どうやらピーター=ラビットのアニメだと思っていたらしく(笑)、彼にはちょいと難しすぎたようだ。
なお、イギリスの湖水地方の風景がいい脇役を演じている。私が東京にいた頃にこれを観ていたら、きっと泣いていただろう。
「ピーター=ラビット」の好きな女性なら、絶対楽しめる作品。オススメです。

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