はじめまして。札幌で神谷塾という学習塾をやっています。これまでホームページにはわりあいかちっとした記事を書いて来ましたが、もう少しざっくばらんに、多くの中高生やお母様・お父様がたのお役に立つ情報を発信したいと思いまして、ブログに挑戦することにいたしました。ネットの海のモクズと消えないように、力を入れていきたいと思います。
神谷塾は、塾長・神谷がほぼひとりですべての生徒に対応するシステムです。小・中・高とそれぞれ十数名ずつの生徒がおりまして、中学生は神谷がひとりで、小学生は妻と二人で、高校生は学生講師と二人で見ています。小学生は算数中心に、中学生は5教科、高校生は数学・英語・理科を中心に教えています。小・中・高生の勉強にまつわること全般を守備範囲にしているつもりですので、もしも読者の方からのご相談があれば、できるだけお応えしていきたいとも思っています。(ホームページにもぜひお越しくださいね)
ではこのへんで、小学生のお子さんをお持ちの方に、ちょっとしたご提案をしてみたいと思います。
ご家庭で、お子さんにワークブックなどさせている方は大勢おられると思います。その答合わせ(マル付け)は、どうなさっておられるでしょう。お子さんに解答を預けて、自分でマルをつけさせていますか?
高学年になるにつれてだんだんそうなっていくものだと思いますが、せめて小学生のうちだけでも、たとえば算数だけでも、お母様かお父様の手でマルを付けてあげてはいかがでしょうか。自分で解答を見ることにしていると、正解できているものはいいのですが、間違えたものも正解が目に入ってしまいますね。でも、本当はすぐに正解を見ないほうがいいでしょう。ですから、まず「この問題は正解してないよ」とだけ示して、お子さんが自力で正解に辿り着くまで何度も見てあげるのです。2度目で正解できればOK。そうでなければ、一緒に考えてあげるか、またはヒントをちょっとずつ出していきます。(神谷塾の個別指導では、中学生までの数学・英語などではこの方式で学習させています)
次にマルを付けてあげる際のペンですが、「神谷塾式」では4種類用意します。赤色の細いペン、赤色の太いペン、青色の細いペン、青色の太いペン。最初は「赤細」でマルとバツを付け、お子さんが自力で直した2度目は「赤太」でマルとバツ。ヒントを出したあとは「青細」でマルとバツ、それでも解けなかったものには、最後に「青太」でマルを付けます。「赤細」か「赤太」のマルが付いているものは、自力で正解に至ったものですから、まず大丈夫でしょう。「青細」と「青太」のものは、そのときは自力ではよくできなかったものなのですから、あとでしっかり復習したほうがいいですね。
ぜひお試しになってみてください。夜遅くまでお勤めされている方であれば、ワークをご自分の机か食卓に置いておくようお子さんに言っておいて、帰宅されたらその日勉強した分を見てあげるのです。お忙しい方でもきっとできますよ。私も毎日深夜に帰宅ですが、この方法で小学生の息子の算数を見ています。