(2017年9月18日発行の『神谷塾だより』に掲載したものに加筆しました)
ビートルズ1964年のアルバム『ハード=デイズ=ナイト』に収録の、小品にして佳品。作詞作曲はP.マッカートニー。柔らかいアコギの響きが甘い曲想によく合っていて美しい。間奏のギターソロに入るところの転調も印象的。短い上に難しい単語も一切ないのでお勧めだ。
I give her all my love that’s all I do
And if you saw my love you’d love her too ① -- I love her
僕のすべての愛を彼女に捧げる それが僕にできるすべてだ
彼女を一目見れば誰だって愛してしまうだろう 彼女を愛してる
She gives me everything and tenderly
The kiss my lover brings she brings to me -- And I love her
彼女はすべてを僕に与えてくれる 優しく
愛をこめたキスをぼくにしてくれる 僕も愛してる
A love like ours could never die
As long as I have you near me
僕たちのような愛は決して消えない 君が僕のそばにいてくれる限り
Bright are the stars that shine, dark is the sky ②
I know this love of mine will never die-And I love her
鮮やかに星たちは輝く 夜空の闇に映えて
そうとも 僕のこの愛も決して消えない 彼女を愛してる
① 形式は「仮定法過去」。
② 2文とも倒置。
洋楽のすすめ(17) THE BEATLES:AND I LOVE HER