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11月1日~11月30日

某日 5年ほど使っているノートPCの動作がなんだかおかしいので、ノートをもう1台用意することにする。ヨドバシカメラに行けばWindowsはすべて「7」であり、近所の中古店に行っても「XP」は片隅に追いやられている。ここ数年しぶとく「XP」を使ってきたがここらが潮時と思い、富士通のアウトレット品(つまりほぼ新品)の「7」マシンを買う。調査済みではあったが「XP」で使ってきた所有のソフトがおおむねすべて動いたのでひと安心する。ただし「XP」搭載のデスクトップや旧ノートと簡単にはネットワークを組めないのが残念(組めるのだろうが当面私の手には負えない)。旧ノートでやっていた仕事の約半分にあたる教材開発の部分をそっくり引っ越しさせて一段落。
某日 車のタイヤを冬用に交換。昨シーズン初積雪に間に合わず危険を感じたのに懲りて、今シーズンは早めに手を打った。それでも例年より初雪が遅かっただけで決して早すぎはしない。そのスタッドレスが丸坊主に近くなっていたので今回値段の手頃なものに新調。価格の安いのをコマメに買い換えるのがたぶん経済的にも安全上もリーズナブルである。
19日 理科講座の第21回。
 【中2】元素記号・化学式・化学反応式
26日 理科講座の第22回。
 【中1】物質の種類と密度 【中2】いろいろな化学変化(1)分解、(2)化合
21日 地歴講座の第19回。
 【地理】中国・朝鮮(1) 【歴史】アジアの植民地化と抵抗
 【公民】国民生活と社会保障
28日 地歴講座の第20回。
 【地理】中国・朝鮮(2) 【歴史】くずれゆく江戸幕府
 【公民】日本経済の課題
某日 久しぶりにオーケストラの演奏会を聴きに、これまた久しぶりに「キタラ」へ妻・次男と出かける。佐渡裕指揮、ベルリン=ドイツ交響楽団で、プログラムはベートーヴェンの序曲「レオノーレ」第3番、モーツアルトのピアノ協奏曲第23番、チャイコフスキーの交響曲第5番。聞き慣れない名前のオケだと思ったら、かつてのベルリン放送交響楽団だった。最近ベルリン・フィルを振った佐渡氏がベルリンでの活動の中心にしているオケということで、呼吸はぴったり。ドイツのオケらしい精密でがっちりした演奏がとても素晴らしい。どかーんと鳴らすところはしかるべき音量で鳴るし、一方でピアニシモは「触っているだけ」みたいなのにちゃんと美しいのが(楽器が良いせいも多分にあろうが)さすがプロだといつも思う。ピアノ独奏は売り出し中の若手エフゲニ=ボジャノフ。ものすごく指が回る人だとすぐにわかった。プロなのだから指が回るのは当たり前だがそれでは済まない迫力。アンコールに弾いてくれたショパンの何か(曲名忘れ)も自由自在という感じで圧巻。佐渡氏のダイナミックな指揮も楽しく、「ここで彼はジャンプしながら振るに違いない」と期待したところでちゃんと跳んでくれるのがまた嬉しかった(笑)。アンコールは管打楽器は休んでチャイコフスキーの傑作「弦楽セレナーデ」から「エレジー」。美しすぎる弦楽合奏に身を委ねていると涙さえ出てきた。
某日 映画『新少林寺』を観る。1912年、辛亥革命の翌年で軍属が跋扈し混乱の最中にある中国。難民を受け入れた少林寺が軍閥の争いに巻き込まれて最後は爆破されてしまう。ジャッキー=チェンは特別出演で出番は多くはなく、彼を目当てに行くと少々不満が残るかも知れない。彼と一緒に活躍する小坊主たちは実際に少林寺で修業している子どもたちだそうで、素晴らしい身のこなし。主人公の妻役のファン=ビンビンの美貌も見応えがある。人間と一緒に馬たちがよく転倒したり階段を転げ落ちたりするので、脚を折りはすまいかとハラハラし通しだった(大丈夫なのだろうか)。みな坊主頭だがイケメンの坊さんが沢山出てくるので女性にもお勧めだと思うし、カンフーのアクションは勿論たっぷりあるのだが、それと同等にえげつない殺戮のシーンもどっさりあるのでけっこうくたびれる。中学生のころよく観た「ブルース=リーが一人で全員をやっつける」筋のものがなんだか無性に懐かしい。

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