先週の12日(土)で中学生冬期講習の全日程を終えました。今日(14日)から通常の指導に戻っています。
今回の講習は各学年とも初の試みという部分がありました。中3は、これまでなぜか1日2つと決めてしまっていた教科数の縛りを外して1日3~4教科に。中2と中1は、「膨大な予習→長時間の詰め込み授業」というサイクルをやめ、課題は各自のペースで解き、一斉指導は「テストゼミ」にしました。
中2・中1のテストゼミについては、「生徒の現状」がよくつかめたのが収穫でした。彼らも緊張感と集中力をもって取り組めたようですし、テストのあとの解説も迫力のあるものにできた感触があります。しかしながら、テストの反省を活かして課題に精力的に取り組む、という良いサイクルに乗ってくれた生徒ばかりではなかったのがやや計算違い。
テストゼミの目的は、(たぶん)言うまでもなく各生徒の弱点を洗い出すことと、得点力を高めるための実戦的練習です。「北海道学力コンクール」(道コン)と同一形式ではありますが、別に道コンのリハーサルではありません。それでもただのリハーサルになってしまった子もいたような。
道コンで得点を取れるように実力を高めることに意義があるのであって、リハーサルを繰り返すだけでは意味はない。このあたりをもう少し強調するべきだったかも知れません。
中3の講義は、画期的なことに12日のうち10日は予定の箇所まで終了。例年、数学が後ろへずれまくって最後にようやくツジツマを合わせていましたが、今回は2回後ろへずれただけ。精密に計画を立てたのが良かったのでしょう。また、3時間でピタッと終了ではなく、最大30分までの延長時間を“遊び”として設けておいたのもうまく機能しました。中盤で課題の量がヘビーになって生徒には苦しい思いをさせましたが、そこを乗り切ったあと終盤までは平均的に進められました。
私のコンディションも毎回良好。若い頃はよれよれになるほど予習をして本番でテンションが上がらないということが時々ありましたが、このごろは要領が良くなったのか、老獪になったのか(笑)、何をやるかを確認さえしておけばスムーズに講義ができます。
中3の授業は、3時間×12日間+最終日のオマケで
●数学630分(28.1%) ●英語345分(15.4%) ●国語270分(12.1%)
●理科570分(25.5%) ●社会425分(19.0%)
という内訳。ちなみに昨年の冬期講習は
●数学550分(26.5%) ●英語335分(16.2%) ●国語270分(13.0%)
●理科490分(23.7%) ●社会425分(20.5%)
でした。数学と理科の時間が増えているのは、12日のうち数学は毎日、理科も8日と回数が多く、さらに毎日延長して良いことにしたからでしょう。
冬期講習が終了